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Mitsuhiro Minami

繊維業界新聞の記者としてジーンズ業界を、紡績、産地、アパレルメーカー、小売店と川上から川下まで担当。 同時にレディースアパレル、子供服、生地商も兼務した。退職後、量販店アパレル広報、雑誌編集を経験し、雑貨総合展示会の運営に携わる。その後、ファッ ション専門学校広報を経て独立。 現在、記者・ライターのほか、広報代行業、広報アドバイザーを請け負う。

Author's Posts

商品そのものの良さを伝えてから、素材を語ろう 〜使用素材で勝負すれば価格競争に巻き込まれます

by Mitsuhiro Minami on Feb 14, 2017 9:00:00 AM


photo by *LollyKnit*


昨年話題となったことの一つは「ハリスツイード」を使った商品が100円均一ショップのダイソーで販売され始めたことです。「ハリスツイード」とはなにか というと、英国のスコットランド北西部のハリス&ルイス島の島民たちが自分の家の織機で、織ったツイード生地のことです。そして完成した生地をハリスツイード協会という団体を通して、ハリスツイードというブランド名で販売しています。

この「ハリスツイード」は本来「高級生地」として広く認知されてきました。国内の数多くのブランドもこの「ハリスツイード」を使って、ジャケットやコート、バッグ類を企画製造してきましたが、いずれも高額品 に属します。例えば、ハリスツイードのジャケットはブランドによって価格が異なりますが、最低でも4万円くらいはします。高ければ10万円以上にもなりま す。そういう高級生地が、ダイソーで販売されているから多くの人が驚いて話題にしました。

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Categories: 顧客ロイヤルティ

価格競争にならないためのブランドの在り方とは?

by Mitsuhiro Minami on Feb 1, 2017 8:00:00 AM


photo by *suika *


我が国は欧米とほぼ同様の成熟社会になったことは誰しも異論がないと思います。成熟社会になると、これまでの高度経済成長期やバブル期のようにはモノが売れなくなりました。モノがまったく売れないわけではありませんし、ヒット商品も毎年それなりに生まれていますが、売れ方がまったく異なるようになりました

高度経済成長期やバブル期は、まだモノが十分に行き渡っていない状態でしたし、技術的にも開発途上でもありました。そのため、新製品が出るごとに爆発的に売れていました。新製品と機能向上はほぼイコールだとみなされていましたし、実際その通りでした。

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Categories: 顧客ロイヤルティ

小売りは各工程での情報共有で顧客サービスの質が高まり、ファンが増える

by Mitsuhiro Minami on Mar 1, 2016 9:30:00 AM

洋服というのはさまざまな工程を経て作られています。糸を作る工程、その糸を使って生地を作る工程、その生地を裁断・縫製する工程。その間にも生地に整理加工を施したり、縫いあがった洋服を洗い加工したりする工程があります。

こうしてやっと洋服が出来上がります。アパレル・ファッション業界の課題の一つに、各工程間での情報が共有されていないことがあると思っています。

生地を作る人は洋服のことをあまり知りませんし、小売店のことなんてもっと知りません。逆に小売店の人は洋服メーカーのことをあまり知らないですし、生地や糸についてはもっとしりません。各工程間の情報を共有することができれば、現在の「洋服消費不振」の打開策を見つけるきっかけの一つになるのではないでしょうか。今回は、小売店で経験した事例を基に考えてみたいと思います。

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Categories: 顧客体験

SNSを使った自社発信は小規模企業こそ適している?

by Mitsuhiro Minami on Feb 5, 2016 9:30:00 AM

インターネットの普及とともに、2000年代後半からブログ、ツイッター、フェイスブックなどのSNSが発達しました。これによって各社は格安で自社の情報を発信することが可能になりました。

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Categories: ソーシャルメディア, 事例

店頭で見せてウェブで売る ショールーミングを逆手に取ったヨドバシカメラ

by Mitsuhiro Minami on Jan 8, 2016 9:30:00 AM


成長続くインターネット通販市場

衣料品業界は実店舗での売上高は伸び悩んでいますが、インターネット通販の総額は伸びています。昨年5月に経産省が発表した2014年のEC市場規模は、2013年よりも1兆6000億円強も増えて、12兆7970億円 となりました。

ここには物販系以外のサービス分野やデジタル分野も含まれていますが、物販系だけでも6兆8,042億円で伸び率13.5% と好調です。当然ファッション以外の物販も含まれていますが、ファッション製品も全体的には伸びていると考えられます。今後は如何にインターネット通販を活用するかがファッション業界でも大きな課題の一つであると考えられています。

しかし、その一方で、インターネット通販の発達に対して「ショールーミング」を異様に警戒する風潮も生まれており、なかなか腰が重いアパレル企業、ブランドが多いのも実情です。ショールーミングとは、“実店舗をショールームと消費者が見立てて、店頭に並んでいる商品をウェブ検索し、最安値で販売しているウェブショップで購入する”という行動のことです。

インターネットが発達するにつれ、我が国でも確実にこの行動は消費者間に広まっていると言われています。多くの業者は消費者のこの行動を防ごうと躍起になっていますが、果たしてそれはビジネスにおいて適切な処置なのでしょうか?

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商品での差別化はできない。店は顧客のコミュニティづくりで対応を

by Mitsuhiro Minami on Dec 10, 2015 9:30:00 AM

現在のアパレル市場は限りなく同質化していると個人的には見ています。その理由はさまざまありますが、いくつかをまとめてみます。

まず、“トレンド情報の情報源が同じ”だということ。これまでもアパレルのトレンドはパリコレや海外の展示会が情報源でしたが、近年はファッションアプリの発達によって、ストリートの情報もその情報源に加わりました。同じ情報をアレンジして商品化をするのだから、店頭に並ぶ商品が似てしまうのは仕方がありません。

次に、販売不振だからと他社の売れ筋を安易に追随することが挙げられます。バブル崩壊後の販売不振によって失敗ができなくなってしまい、オリジナル企画にかける時間がかつてほど取れなくなってしまったことや、デザイナーを減らさなければならなくなり、外部のOEM・ODMの請負会社に商品企画を委託する機会が増えたことも影響しています。これらの会社は各社からの商品企画を請け負うために必然的に似てしまうことも理由のひとつと言えます。

最後に、POSレジによるデータに頼りすぎているということもあるでしょう。POSレジで集計された「実績」を信じすぎると、単なる実績商品の再生産に陥ります。前に売れた商品をそのまま再生産して並べることになるからです。これではアパレル商品が同質化してしまうのもやむを得ません。

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Categories: 顧客体験

「消費者ニーズ」を作ることでヒットが生まれる

by Mitsuhiro Minami on Nov 10, 2015 9:30:00 AM

一般的に「消費者ニーズを聞いて具現化しろ」と言われますが、大ヒット商品の多くはニーズを探ってできたものではなく、消費者に対して「ニーズを作った」ものだと言えます。代表例として、古くはソニーのウォークマン、新しいところではアップル社のiPhoneが挙げられます。

ウォークマンが登場するまで、音楽は備え付けのステレオデッキで聞くものという固定観念がありました。その固定概念を覆して携帯式の再生専用テープデッキとして発売されられたのがソニーのウォークマンでした。発売当初は「録音機能もない再生専用の機械なんて売れるはずがない」と酷評されたそうですが、ロングセラーの大ヒット商品となりました。その後、テープをデジタルに置き換えたアップル社のiPodが登場するまで長く、携帯音楽再生機の王者として君臨しました。

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POPは工夫次第で店舗の武器になる

by Mitsuhiro Minami on Nov 4, 2015 9:30:00 AM

洋服店が導入をためらうものの一つにPOP(point of purchase)があります。商品のセールスポイントや値段などを書いて棚やラックに貼り付けてある、あの値段や商品名が書かれたPOPのこと。理由は売り場が安っぽく見えたり、ごちゃごちゃしているように見えるからというものが多いです。たしかに赤文字でデカデカと値段が表示してあればちょっとバーゲン会場のように見えてしまいます。また、いたるところにPOPが貼られていれば、確かに見栄えはよくありません。しかし、POPを上手く活用して販売に生かしている業態もありますので、工夫次第で洋服店でも上手く導入できるのではないでしょうか。

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Categories: 顧客満足度

自社の強みと弱みを把握し、それをよりよい戦略に近づけることの大切さ

by Mitsuhiro Minami on Oct 22, 2015 9:00:00 AM



一般的に「強み=善、弱み=悪」と考えられています。しかし、強みと弱みは同根で、状況によってそれが強みになったり弱みになったりすると考えられます。とくに企業経営においてはそのような認識を持って経営をする方がより良い結果になるのではないでしょうか。

たとえば、ワールドやTSIホールディングスなどの大手アパレル各社の失速と大リストラが話題になっていますが、これもその一例ではないでしょうか。

大手アパレル各社が成長できたのにはさまざま要因がありますが、①トレンドを素早くキャッチして、それを格安すぎることなく②中間価格帯というそこそこの値ごろな価格で発売してきたことがその一因としてあげられます。その背景には、90年代半ばにPOSというコンピューターシステムをレジに導入したことで、さらにその精度が高まったことが背景にあります。

値札に書かれているバーコードをスキャンすることで何がどれだけ売れたかが集計できるようになったのです。

その集計結果を見れば、何がどれだけ売れているのかがすぐにわかります。売れている商品を追加補充し、売れていない商品を処分すれば理論的には売れ筋商品ばかりの店になります。しかし、実際は、どれだけ目新しい商品が注目されていても、売れ行き枚数が多いのはベーシックな商品なのです。反対に売れていない商品でも、店頭の雰囲気作りには一役買っている場合もあります。

つまり、POSのデータ通りに品ぞろえをすればするほど、ベーシックで面白味のない店が出来上がってしまいます。大手アパレルブランドの店頭に面白みが無くなったとか、商品が同質化したと言われるのはPOSシステムを重視しすぎたからではないでしょうか。

②の価格面についても中間価格帯というのが強みでしたが、格安・激安の外資系ファストファッションブランドやグローバルSPAブランドの登場で、中途半端な価格帯というふうに消費者に見られるように転化したのではないでしょうか。

成果主義が一転して弱みに

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価値あるアドバイスこそ販売員の役割 リピーター作りを心がけて

by Mitsuhiro Minami on Oct 16, 2015 9:00:00 AM

「洋服店の販売員が苦手」と感じる人は少なくありません。その理由の一つとして「過剰に積極的な接客」が挙げられるでしょう。お客様が入店されたら「いらっしゃいませ」と声をかけるのは当然だとしても、その後、すぐさま、なんだかんだとお声かけをする販売員もいます。陳列されている商品に少し手を触れただけであれこれと過剰に商品について説明してくる販売員や、押し売りに近い販売員もいます。個人的にもこういう販売員がいる店は苦手です。

一方で、ユニクロや無印良品を支持する理由として、「販売員があまり話しかけてこない」ことを挙げる人もいます。ユニクロや無印良品は中型から大型店舗が多く、セルフ販売形式を基本としています。このため、こちらから呼び止めない限り、販売員から積極的な接客を受けることはありません。たしかに自分のペースで商品を見て回って、商品を触るのは心地良いです。他人がずっと傍に付いているとなんだか落ち着きませんから、その部分が心地良いと感じる人がかなりの割合でいると考えられます。個人的にも、セルフ販売形式のお店の方が落ち着きます。

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Categories: 顧客ロイヤルティ

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